Beer List
IPA - Belgian
ベルギー旅行で度々出会った、低アルコールでありながら、それを感じさせない味わいを持つビール、それに刺激を受けて生まれたのが『週休6日』です。ヨーロッパ産モルト、ほのかにトロピカルな柑橘系のニュアンスを与えるアメリカ産ホップ、そして京都醸造のハウスイーストが醸し出すフルーティな味わいとがうまくバランスしたセッションエールです。ドライなボディにしっかりとしたホップの味わいがありながら、アルコール度数が低めのこのビールは酔いつぶれずに何杯でもおかわりできることうけあいです!… Read More
Farmhouse Ale - Saison
一期一会は初めて定番になったビールで、京都醸造と一番結びつきの深いビールになりました。2021年1月最初のリリースに合わせてレシピにちょっと手を加えましたが、アメリカとベルギーのハイブリッドというルーツは揺るぎません。いろいろな点で、京都醸造らしさはセゾンスタイルに帰結します。このベルギーの伝統的なビールを私たち流に解釈すると、セゾンの大好きなところがすべて一つになります。つまり、ドライでとても飲みやすく、麦芽、ホップ、酵母のいずれも主張し過ぎることのない、独自のバランスが織りなすシンプルな複雑さです。そのさわやかな柑橘系のアロマはハウス酵母のベルギー酵母とアメリカ産ホップ、ニュージーランド産ホップの組み合わせによって生まれます。ディナーのテーブルにも、友達と行くお気に入りのバーにも、ビーチにも、ビールが必要なあらゆるシーンにぴったりです。… Read More
IPA - Belgian
毬子は私たちが定番の一意専心以外で初めてハウスイーストのベルジャン酵母とトロピカルなホップを掛け合わせて作ったベルジャンIPAです。また、毬子を造る際のホップの使い方においても、海外に出かけた時に習得した技を応用したもので、仕上がりはスタッフからもお客さまからもとても好評でした。リリースを重ねるごとに少しずつ改良を加えていて、今回のリリースも前回と少し異なる部分があります。それは気づくか気づかないか、というほどのものですが、一口飲めば毬子を前よりもっと好きになっているかもしれません。 Read More
IPA - Belgian
一意専心は昔から定番の一つでした。2021年初のリリースとなる一意専心はレシピを変更し、ベルジャンIPAとアメリカ西海岸スタイルのIPAの掛け合わせから、アメリカ産ホップとベルギー酵母で造るIPAに変わりました。新しい一意専心は、ずっとクリーンでバランスがよくなり、ハウス酵母のフルーツのような特徴とアメリカ産ホップの柑橘のようなフレーバーが見事にまとまっています。ホップの品種は6種類から3種類に減らし、クラシックなCascadeとCentennialホップを中心に据えました。ホップの総量はほとんど変わっていませんが、そのシャープなグレープフルーツとオレンジの特徴が、ハウス酵母のフルーツ感とできるだけうまくまとまるように、使うタイミングを変えました。さらに、ミュニックモルトを加えることでフレーバーとボディに厚みを出し、美しい黄金色に仕上げました。こうした変更が一つになり、私たちが知られる所以となった、バランスのいい、ベルギーに触発されたビール造りを表現しています。… Read More
Kuroshio No Gotoku (黒潮の如く) (2021-)
Stout - Other
日本ではなぜだか黒いビールに対する関心が低いようです。スタウト、ポーター、ダークラガーなど黒い色をしたビールは数種類あるのに、残念なこともに全部が「黒ビール」と一括りにされてしまっていることからも、それがうかがい知れます。こういったビールは、実のところみんなが慣れ親しんでいるコーヒーやチョコような味わいを持っているのに!ということで、そんなイメージを覆してみたいと考えて、「黒潮の如く」を作りました。黒色麦芽由来のロースト感とベルギー酵母由来のフルーツ感がうまくまとまっていて、アルコール度数を上回る深い味わいのする飲み飽きしないスタウトです。… Read More
Wheat Beer - Witbier / Blanche
ドイツはババリア地方のへーフェヴァイツェンに代表される、小麦を使ったビールは今では世界中でポピュラーになっています。この種のビールはパンのようなふくよかさを楽しむことができるのですが、実は我々、もう少しドライな飲み口のビールが好きなのです。京都醸造のハウスイーストであるベルギー酵母は発酵により、スパイシーでバナナのような香りを出しつつも、ドライで飲みやすい仕上がりにしてくれます。オーストラリア産のホップがこのフルーティな酵母の特徴とうまくあいまって、滑らかでクリーミーな舌触りでありながら、さっぱりとした仕上がりにしてくれました。… Read More
Belgian Blonde
京都醸造のハウスイースト(殆どの商品に使う酵母)はベルギーの酵母ですが、ホップはアメリカ産だったり、モルトがドイツ産だったり、言ってみれば出来上がる商品はどこにもないハイブリッドなビールになります。今回のビールはヨーロッパをテーマにして、京都のお水以外は全部ヨーロッパ産にしてみました。ヨーロッパで造られているビールとはもちろん違いますが、モルト感、酵母感、ホップ感のバランスがうまく取れていて、飲みやすいベルジャンスタイルのビールに仕上がりました。… Read More
Yoru no Tobari - Veil of Darkness (夜の帳)
Stout - Imperial / Double
『夜の帳(とばり)』は、2017年としてふたつめのビールのリリースであると同時に、はじめてのインペリアルスタウトとなります。このビールのために、機材容量を限界まで使って仕込みを行い、10日間の発酵の後、およそ2ヶ月の間、熟成させたのち、ようやくビールが出来上がりました。カカオ、コーヒー、リコリスを思わせる豊かな味わいが、濃厚でロースト感の強いボディに調査して、複雑でかつ長い余韻を残します。この味わいゆえに8%の度数を感じさせない(満足のゆく)危険な仕上がりになりました。また、熟成が終わるまで出来る限り『辛抱強く』待ったことが、このビールにより深く複雑な味わいをもたらすことにつながりました。 Read More
Sour - Other
【味わいの特徴】 ハイビスカスがもたらすピンク色とベリーに似た爽やかな風味をオレンジと合わせ、まるでカクテルのように楽しめるすっきりとしたサワーに仕上げました。 【相性の良い食事】 ホワイトアスパラとデコポンのサラダ、白魚と大葉のかき揚げ、牛肉と香味野菜のトマト煮込み 【名前の由来】 このビールのレシピはカリブ海で親しまれている「スカイジュース」という飲み物からインスピレーションを得たものです。… Read More
Lager - Pale
京都醸造を始めた時、私たちは絶対にラガービールは作らないと断固として決めていました。これは一部、アメリカのクラフトビール業界の反抗的な始まり方の影響を受けていました。ラガーは “うすくて黄色い泡立つもの”とひとくくりにされ受け入れられず、ホップをたくさん使う高いアルコール度数のIPAが支持されていました。他の動機は、大手の醸造所や日本のクラフトビールにはうらやむべきおいしいラガーが豊富にあったからです。つまり、このスタイルに何か新しいものやユニークなものをもたらすチャンスが少ないということです。… Read More
Shunkashuto: Natsu (Summer) (春夏秋冬 夏)
Farmhouse Ale - Saison
夏はやはりセゾンですよね。ドライでほんのりと酸味があって、喉の潤いにぴったり。夏の春夏秋冬は敢えてドライホッピングをせずに、セゾン酵母の独特な香りが表に出るようにしましたので、酵母とホップの香りのバランスをお楽しみください。 http://kyotobrewing.com/collections/shunkashuto-series/products/shunkashuto-natsu Read More
Tama - Kyoho Blend Version (玉 巨峰ブレンド)
Sour - Fruited
昨年リリースした初回の玉は白ブドウ(マスカット)の果汁とハチから摘出した特殊な酵母が生むほのかな酸味でまるで白ワインのような味わいをもつフルーツサワーでした。今回のバージョンでは、味わい深い巨峰と赤ぶどうの果汁を使い、一層フルーツ感と味わいが増した印象です。乳酸菌によるケトルサワーとは一風違った、穏やかなサワリングの味とフルーツとの相性の良さをお楽しみください。巨峰と赤ぶどうの瑞々しい甘みや香りがハチから摘出した特殊な酵母が生む優しい酸味とうまく調和した、爽快な一杯。… Read More
Haru no Kimagure (春の気まぐれ) (2023)
IPA - American
四季をIPAで表現する気まぐれシリーズですが、春は決まってクラシックなアメリカンIPAを造ることにしています。気温が上り始める季節だからこそ、スルスルと口に運べる飲みやすさと、今巷でもてはやされているようなトロピカルでジューシーなホップではなく、ゆったりと心地よい柑橘のニュアンスをもつホップを使うようにしています。今年の春の気まぐれでは、ベースになる麦芽のブレンドをクリーンで味わいがしっかり感じられる設計にしました。ややオレンジがかった色味にその麦芽の個性を感じてもらえるでしょう。ホップにおいても、背景に甘い果物のような風味を残しながら、柑橘系の個性を存分に楽しんでもらえるブレンドにしました。”シンプル”、”クリーン”、そして”飲みやすい”!まさに思い描いていたようなアメリカンIPAが出来上がりましたので、うららかな季節と共にお楽しみください。 Read More
IPA - Imperial / Double
私たちは新しいトレンドの教科書通りのヘイジーIPAの虜になっているというわけではありませんが、ブリュワーとしてまたビールを愛する飲み手としてもその圧倒的なホップの風味や控えめな苦み、そして、やわらかい口当たりといった要素がきれいに組み合わさっている点を好まずにはいられません。これら各要素の特徴からヒントを得て、普段はペールエールやIPAにおいて活かすことが多かったのですが、今回はダブルIPAでやってみることにしました。モルトのレシピは以前の試みの“毬子”や“みのり”と似ており全体の約25%に小麦麦芽を使用しております。ホップにおいては、私たちが普段つくるIPAから大きく一歩踏み込み、4種類のユニークなホップを使用したことでそれぞれの特徴が折り重なり合って風味に一層の深みが生まれました。そしてもう一つ!このビールはKBCがこれまで作ってきたどのビールよりも多い量のホップを惜しげもなくふんだんに投入しています!… Read More
IPA - Belgian
現在のクラフトビールシーンは、IPAはジューシーでヘイジーなほどいいという考えに支配されているようですが、それはかなり偏った考え方だと思うし、私たちは単純にヘイジーブームにのることはできませんでした。しかし、そのジューシーなフレーバーとアロマは確かにすばらしいですし、ヘイジーIPAの製法とハウス酵母と組み合わせることで、ジューシーでありながら少し深みのあるビールを造ることができています。これを念頭において、ベルジャンIPAファミリーの新しい仲間をご紹介します。毬子の妹、毬那(まりな)です。毬那もベルジャン酵母とアメリカンホップを組み合わせているのですが、その使い方はジューシーなニューイングランドスタイルIPAの製法に多大な影響を受けています。使っているホップの品種も違いますが、毬那と毬子の最大の違いはホップの使用量です―なんと姉の2.5倍ものホップを使っているんです!CitraとSabroはハウス酵母のアプリコットやストーンフルーツのようなフルーティーな特徴を引き出し、Simcoeはハーバルで松脂のようなニュアンスを加えています。これによって、通常のヘイジーIPAによく欠けていがちなドライさがより感じられ、ずっと飲みやすくなっています。… Read More
Sour - Fruited
サワービール(酸味を特徴とするビール)と聞くと、まだ飲んだことのない人は少し怖気づいてしまうこともあるかもしれませんが、私たちの満彩シリーズからこれまで出たサワーは、フルーツの持つ甘みと乳酸発酵が生むキレのある酸味がバランスよく働きあい、味わいも素材の個性が活きて多彩なことからどんな方にも楽しんでもらえるようなビールです。朝食で登場するような柑橘(今回はスウィーティー)のすっきりした味わいに塩を少し入れることで、甘みを際立たせ、さらにゆずの果汁で香り高さを演出した今回のビールもきっとお気に召してもらえるはずです。… Read More